The best measure for predicting success in life may not be your IQ or your sats, but a factor scientists are calling "emotional intelligence"
(人生で成功できるかどうか、本当の意味で聡明な人間かどうかを決めるのは、IQではなくてEQの高さだ)
──“TIME(10/02/1995)”
雑誌TIME

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EQとは

 EQ(Emotional Intelligence Quotient)は、アメリカのイエール大学心理学部教授ピーター・サロヴェイ博士とニューハンプシャー大学心理学部教授ジョン・メイヤー博士によって理論化された概念で、日本では「情動(こころ)の知能指数」と訳されています。
 EQとは、自分の感情を知り、現実的な自己モデルを形成してそれを行動の指針とする能力(心内知性)と、周囲の人の気分や動機、欲求をとらえて適切な行動をする能力(対人知性)とを合わせた能力(人格的知性)のことで、よく知られているIQ(論理数学的知性や言語的知性など)と同じように、情動の関する能力も人間の知性の一部であるという考えに基づく概念です。
 またピーター・サロヴェイ博士はEQを次の5つの領域に分けて説明しています。(ダニエル・ゴールマン「EQ─こころの知能指数」より)

領  域説  明
自分自身の情動を知ること 情動の自己認識。自分の感情を認識する能力のこと。EQの中心概念
感情を制御すること 自分の感情を適切な状態にコントロールする能力のこと。自己認識の上で成立する。
自分を動機付けること 目標達成に向けて自分の気持ちを奮い立たせる力のこと。集中力とも関係する。
他人の感情を認識すること 共感能力や感受性のこと。他人の感情の表れを敏感に受け止め、それを理解することができる能力のこと。
人間関係をうまく処理すること 他人の感情を受けとめ、適切に行動できること。リーダーシップなどの基礎となる。

 EQは、学業を含む社会的な適応や成功に大きな影響力を持っていますが、IQと違い、生まれ持った固定的なものではなく、いくらでも高めることができる能力です

EQとIQの違い

 一般にIQが高い人は「頭がよい」と言われ、将来が約束されている(人生において成功者となる)と考えられていました。しかし、実際の世の中を見てみると、この考え方が必ずしも正しいとは言えないことがわかります。例えば、学生時代あまり勉強ができなかった人が立派な経営者になったり、逆に、成績優秀だった人が実社会に出てからあまり活躍できなかったりということはしばしば見受けられる事実です。
 つまり、実際の世の中において成功を勝ち取るためには、IQ以外の何か別の要因が考えられるわけです。この要因として現在考えられているのがEQ(総合的な情動能力)なのです。
 ハーバード大学教育学部の心理学者ハワード・ガードナー博士の知性の多重性理論によると、人生に有用な知性は広範多岐にわたり、大別すると、次の7種類に分けられるといいます。この分類自体は決定的なものではありませんが、知性を様々な側面から捉えることにより、人間の才能や潜在能力がより明確に見えてきます。

  1. 言語的知性(IQ)
  2. 論理数学的知性(IQ)
  3. 空間的知性
  4. 身体運動的知性
  5. 音楽的知性
  6. 心内知性(セルフ・コンセプト)−人格的知性(EQ
  7. 対人関係知性(ソーシャル・スキル)−人格的知性(EQ

 上の分類からもわかるように、「IQ」という指針は、人間の知性の一部である「言語的知性」と「論理数学的知性」のみを測定したものにすぎません。もともと「EQ」は「IQ」との比較から生み出されたものですが、その概念が新しく注目されているのは、『情動(Emotion)を上手に調整したり、利用したりすることも「知性の一つ」だ』としている点です。
 つまり、「IQ」は、私たちが行動を決定する際に密接な関係にある情動というものを除いた知性を示すものであるのに対し、「EQ」は情動に関わる知性を示すものとして、その人が持つ本来の能力を実質的に表すことができるのです。

EQが高い人

 EQと人生における成功とは密接な関係にあり、EQが高いとそれだけ人生において成功する可能性が高いということになります。それでは、EQが高い人とは、どんな人物なのでしょうか。
 まず、EQが高いということは、次の3つの能力が高いということになります。

  1. 自分で情動を調整する能力
  2. 対人関係を上手に発達させる能力
  3. 自分と対峙する他者の心の機微を敏感に察知する能力

 これらの能力が高いことにより、次のような行動をとることができます。

  1. 自分を理解し、他者を理解する。
  2. 状況に応じて臨機応変に目標を設定し、実行する。
  3. 自分の感情と行動を調節し、目標達成へと導く。
  4. 人間関係を上手に構築し、それを維持する。
  5. 人間関係から得られる支援や援助(ソーシャルサポート)を最大限に活用する。
  6. 自分の力と周囲の力を統合し、目標を達成する。

 その結果、今まで身につけたその人個人の能力を十分に発揮し、また、良好な人間関係を構築することで、周囲の人間からの援助や支援(ソーシャルサポート)が得られやすくなります。そのため、EQが高い人物は、人生において成功する可能性が高くなるのです。

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